☆旭川の人☆

歩き続けて一時間…およそ５キロぐらい
今日は風もなく…晴天…それ故に暑い！
そんな最中…俺の真横にワゴンが停まった。

気持ち良い笑顔で乗せてくれたおばちゃん☆
「あなた見つけてわざわざUターンしてきたわよ。」
と苫小牧までの道の途中までなら乗せてくれると言ってくれた。

どことなく壁があり、少しツンとしたおばちゃん。
最初に感じた印象はそうだった。

話しているうちに少し深い話に自然となり…
「姑をうちに入れて、結果ストレスだらけで…」
「人に裏切られ…人間不信なのよ…」
とか色々話してくれた。

昔の俺みたいだ。

人はひとりじゃ生きていけん。

今でこそこう説く俺だけど、少し前までは逆だった。
裏切られるならひとりが良い。完璧を求めるなら自分でやりゃ良いってね。
強がりだと無意識には感じてるんだ。言葉が寂しそうな雰囲気になったり
表情が悲しみを含んだりするからね。

おばちゃんを見ててそれを感じた。

だから必死に訴えたよ。勿論、入り込んではいけないギリギリのラインで。
俺が旅で得た人と結びつく素晴らしさ。
自分が強くはないと認めれる強さ。
沢山話した。そしたらね…別れ際、

「ありがとう。ストレス解消になったわ。知らないあなたにねぇ。」

って不思議そうに笑ってくれた。
ね？世の中捨てたもんじゃないっしょ？こんなんもいるんよ。

ストレスのない人間はいない。
だからこそ上手く抜き方を知ってる人が生き生きして見える。

俺はおばちゃんにどう見えたかな？
少し今後のおばちゃんが楽になれば嬉しい。

ありがとうございました。

写真はダメだった。
でも寄せ書きに足跡が残せた実感が湧いた。

さあ！旭川のおばちゃんと別れ、只今岩見沢☆
札幌まで５０キロ切ったぞ。
歩け～っ!!