感じ合う

ホントに強制ではなく…
俺から言い出さなきゃ来なかった気さえする別れ…

送らせて欲しいと言ってくれたおっちゃんに甘え、車に荷物を積み込む。
そして出発した車内。

「ホントに賢明くんを見てて感動したんだ。ありがとう。」

必ずまた会いに来てね。と言う言葉と一緒にホントに心から言ってると
すぐにわかる重たさで話してくれた。
車内は不思議な空間だった。初対面、
ましてや紹介だから意味もわからんぐらいであっておかしくないのに
自分の身の上話とかまでしてくれた。

人には悩みが必ずあり、それは大小で比べるべきもんではない。
過去がどうであれ、今どうしたいか。それが重要だと俺は言う。
その証明をおっちゃんは８０余年の人生で出る特別な重い言葉でしてくれた。

「ホントに心から今が一番幸せだと思いますよ。」

おっちゃんの境遇や過去は、重く苦しいものだったのは間違いない。
でもおっちゃんはそれを背負ってる気は全くない。自覚さえない。
何故ならその上に生きてるから。だから今幸せなんだ。

「今の言葉を言えるおっちゃんがホント羨ましい。感動しました。」

俺の本音でした。

結局送ると言ってくれてた町を遥かに過ぎ、岩手県の久慈市まで来た☆
固い握手をして再会を願い、感動し合った２人は別れた。

おばちゃん…朝からバタバタしててすぐ仕事にいっちゃったから
あまりお礼も伝えられなかったのが心残り…
その分おっちゃんにしっかり伝えました。
ホントにありがとうございました。

さて…歩き出してすぐ、地元久慈市の記者さんに出逢った。
バタバタと記念撮影をして去って行きました(笑)
ブログに載せますとか言ってたけど…どう載せるんだろ？
なんも話せてないのに(笑)

うっし！天気は曇り！岩手県は…三陸海岸沿いを歩きます。