お花ちゃん☆

「ってか俺じゃんって感じ・・・。」

その言葉が出た途端に稽古場で涙が出た・・・。昨日の話だけど・・・。
内側と向き合う作業の中で、俺が日に日に感じていく妙な壁。
脱ぎ方を忘れた鎧の如く・・・。

自分を守ることは出来ても、心許せる人に自分の姿をさらす事は出来ない。
強そうに見せる事は出来ても、色々な表情を見せる事は出来ない。
安心はするかもしれないけど、ぬくもりから得る安心には鈍くなる。

その鎧ばかり気にしてる。
要するに自分ばっかりなんだ。
これが俺の培ってきた世間の歩み方なのか・・・？
確かにそうなのかもって思えなくも無い・・・。

花を育てるようになって思う事がある・・・。

恋人の様に扱う！
そう決めたから、話しかけたり撫でたり、一緒に酒飲んだり、
身体を掃除してあげたり、朝の挨拶、夜寝る前におやすみ。
もはや日課だったりするんだけどね。

必ず頭の片隅に自我がある事に気付く。

こいつだ。こいつをシカトして花と向き合えれば良いんだ。
なんとシンプル。

「大きい課題に向き合い続けるよりも、今ギリギリ出来る事を使いこなせるぐらいに
集中してやっていると、不思議と大きな課題との距離も縮んでたりするんだよ。」

つっちぃから稽古場で言われた事。
うん。最近の俺集中力が足りないって思ってたし、なんかピーンと来た。
もっと自分の出来る部分見てやるんだ。
自分を褒めるのが下手くそな俺らしい課題だ（笑