疲労の中で拾うもの

あの人にとっては・・・ここが生き甲斐だったんだね・・・。
今じゃ・・・あの時とは違うもん。・・・皆がいないもん。

昔、バイトをしてたとこの社員の人が自ら歩みを止めた時の事・・・
今でもたまに頭に浮かぶんだ。
当時、俺は最後に会いに行く事さえ出来なかったし、
彼の真意、どんなに悩み苦しんだのかわかろうともしなかった。

自分を見失う事・・・長い人生一度や二度はあるだろ。

絶対こっちだと思って走っていった先に全然違う建物があった場合に
陥る方向感覚の喪失の如く・・・もはや何かのキッカケがなくては
元の場所に帰れなかったりすることがさ。

そういう時は冷静になる事が大切なんだよね。

走り回って・・・どんどん違う場所に行っちまう様な感覚の時・・・
一度冷静になってコンビニにでも入ってみようか。
メロンパンでも買って小銭をジャラジャラとレジに出してる時に
「あ！この店員さんならわかるかな・・・」って気付くかもしれない。

こっちのはずなのに・・・こっちのはずなんだよ・・・
って自分を信じ続け、走り続けた果てに・・・もしかしたら
目的地へのバス停があるかもしれない・・・
でも冷静に歩きながらそういうのも探していたら
もっと早く見つけれるかもしれない。

全ては確実じゃないけど、可能性は高い方へ行くべきだ。

走り続けた末に・・・「もう・・・疲れた・・・だめだ・・・」

そう思ってしまったら・・・それに囚われてしまったら
それこそ取り返しがつかない事になりかねないもんな。
深呼吸一つ・・・冷静になったら見えてくるものがあるよきっと。

な♪俺♪