！ヤル気！

若かった頃はそりゃー何でも出来たよ・・・。

そんな事言うおじいさんとずーーーーっと話してた（笑

弾き語りしようかなって外に出て、夕立に降られて立ち往生・・・。
仕方ねぇから空を見上げながら安いパンを頬張る俺におじいさんが話しかけて来た訳☆

俺が担いでるギターに興味津々で、
「音楽やってるの？」って。若い頃の思い出の曲とか話してくれて
俺も俺でレパートリーめちゃめちゃ多くて広いからわかる訳で。
気を良くしたおじいちゃん、今の自分を話してくれた。（相談のように）

ばあちゃんと離婚し・・・子供はばあちゃんに持っていかれ、仕事は無く・・・

メチャメチャ凹みそうな人生を話すおじいちゃん。
無論、凹みまくっているような力ない表情＆言葉だった。
そんなおじいちゃんに俺がかけるべき言葉・・・
年配さんにはどんな言葉もやすっちいけど・・・

「色々あっても頑張ってるじゃないですか？
頑張れてる限りはまた色々起こりますよ。良い事であれ、悪い事であれ。
今こうして俺なんかと話していただいて、俺は凄く嬉しかったし、それはおじいさんが
色々乗り越えて来たからこそ俺に与えれる貴重なものなんですよ？」

その言葉を聞いて付いて来た言葉が「若かった頃は・・・」だった。
苦しそうに、若かりしを悔やんでいるような重い口調だった。

若かった頃は・・・確かに１８の頃と今じゃ明らかに何かが違う事は俺自身も感じてる。
だからこそ、なんか痛かったし、言葉を選ぶ自分がいた。
でも、やっぱり出てきた言葉は１８の頃の俺も言いそうなものだったんだ。

「ヤル気があれば年齢は関係ないと思います。」

俺の知り合いで２７で会社立ち上げて３４で成功してる人もいる。とか色々話して
なんか自分自身にも発しているような不思議な気持ちになりながら
おじいさんに向けて必死に話していた。

その後、「良い事言うね。」と笑いかけてくれたおじいちゃん。
安いパンの空き袋を見て「何か食べるか？」なんて、少しラフな良い感じになってました。
無論、おごりは丁重にお断りして別れた。

ヤル気ね・・・。ホント気が付けばマンネリの中で溶けて消えていく。
常に意識しててやらんと駄目だよ。ホント。