釜山(プサン)へ

マサさんに連れられるまま…流されるマスター、ママ、奥さん、俺。
わからんまま結構走り、町の中のホテルへ。
マスターとママの宿泊先らしい。マサさんが手配したんだ。
一緒に過ごせないのは残念だったけど、マサさんの都合もわかる。
ママとマスターもかなり困惑してたな(笑)

そしてそのすぐ横に釜山港って言うスナックがあり、そこに入って行った。

「山ちゃんはギター持ってね。」

マサさんのしたい事はわかった☆とにかく流れに任せる。

中は釜山(プサン)と言うだけに中国人達が普通にやってるお店だった。
先客もいて、綺麗なお店だったよ☆

じゃあ…山ちゃん☆

誰から言うでもなくカラオケを歌う事に☆
マスターが大好きな氷川きよしを歌う☆
「演歌もいけるでねぇか？」
嬉しそうな顔を見るのが本当に嬉しい。
先客さん達も、上手い！と大騒ぎ、その流れで弾き語りもした☆
するとスナックのママさんが大喜び☆

「生演奏の歌２０年ぶりぐらいに聞きました。」

本当に嬉しそう☆
マサさんやママ、マスターも歌ってくれて楽しい夜だった。

俺は何度も何度もありがとうを言う。旅も終盤、実家の問題やらで
旅に集中し切れなくなりそうな葛藤さえあった。
だから本当に今日の出来事は大きかった。

昼間の岡山からの電話も然り、
みんなの愛情が力をくれます。

もうアルコールが原因で病が出て歌えなくなる気がしない。
ガラガラしてもそこで沈まない自信さえある。

全てはみんなのおかげ。

いろんな事を考える間もなく実感する１日だった。

「明日はうちに☆」

先客さん達の感激の言葉も全て支えです。

「後３日４日いてよ。」

マサさんからのリクエストに便乗する形で少し英気を養わせてもらいます。
色々連れて行きたいとこがあると言ってくれたので
本当にそれを楽しませていただきます☆

俺が楽しむとみんなが楽しい。なんかそんな事が実感として持ててるから☆

そしてマスターやママとの別れ。今度こそ別れだ。
固く握手して、ありがとう。元気で。本当にありがとう。
もう言葉じゃ足りない。

どんなに時間が経ったって、何が起ころうが、俺は逢いに行きます。
それは世間体とか体裁とかじゃなく、友人として否、家族として逢いたいから。
本当にありがとう。宝物です。

そして俺はマサさんちにお泊まりが決まったのです。