言葉を音に!音を言葉に!
強い濁流で壊れてしまったピアノの中・・・
俺が俺のままで俺の言葉を音に!
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むかしむかし・・・
まだこの地球上にヒトというモノが形を成してなかった頃・・・
ヒトの身体はバラバラに1つの生き物としてそれぞれが生きていました。
「手」はものを掴むのが得意で多くのものを手に入れ食べています。
しかし動きが遅い為、専ら草を食べるばかりでした。
「足」は移動が得意で栄養価の高い動物を食べています。
しかし、掴む事は出来ないので踏み潰せる大きさの昆虫ばかりでした。
「鼻」は空気中の酸素を取り込み身体中にエネルギーを作ります。
しかし移動が出来ない為、まるで植物のようでした。
「目」は危険を察知するのが得意で瞼を閉じて危険を回避します。
しかし彼もまた移動が出来ず、植物の様に一生を終えました。
「口」は強い力で全てを砕く事が出来ます。
しかし移動が苦手だったので地面を掘り地中の虫を食べていました。
ある日「手」は優雅に走る「足」を見て言いました。
「僕も足君の様に早く走りたいなぁ。」
すると「足」は言いました。
「じゃあ掴む力と交換しよう。」
それを聞いた「手」は迷い・・・一晩考えさせて欲しいと伝えました。
その夜・・・「手」は星を見ながら考えました。
「貴方の力はとっても魅力的よ?」
「口」が言いました。
「お前が早く走ったら気持ち悪いだろ!」
「目」が言いました。
「君の掴む力は君だけのものなんだよ?」
「鼻」が言いました。
「でも、走ってみたいんだ。」
「手」は全員にそう強く言ったのでした。
翌日・・・「手」は「足」に交換する事を願い出ました。
「手」は足に「足」は手になったのです。
大いに喜んだ「手」は早速思いっきり草原を走ってみる事にしました。
走り方もわかったし、力強く地面を蹴る事も出来ます。
意を決して走り出しました。
ステン!
初めての走ると言う事に「手」は戸惑ったようです。
前につんのめって転んでしまいました。笑いながらもう一度。
ステン!
もう一度!
ステン!・・・ステン!・・・ステン!ステン!!
何度やっても転んでしまいます。
「足」と何も変わらない力を得たはずなのに・・・決して走れません。
どうしてだろう・・・。「手」は交換した「足」に聞くべく
またノロノロと這って移動し始めました。
「足」がいつも住んでいる場所に行くと・・・
倒れている「足」がいました。
「掴めるはずなのに・・・全然掴めないじゃないか!」
怒って叫ぶ「足」に「手」は
「走れるはずなのに・・・全然走れないじゃないか!」
そう怒って叫びました。
彼等の喧嘩はその後もずっと続き・・・
「手」と「足」は敵対する様になりました。
神様が生き物から不十分なものを集め、ニンゲンを作ったとき・・・
手と足の争いは最後まで続き・・・
ニンゲンになることを拒否し続けるほどでした。
互いを対角に置くことで1つになる事を認めたわけですが・・・。
あの歩けなくなった「足」掴めなくなった「手」は
ニンゲンになりそびれてしまったのです・・・。
僕は手で足ではない・・・足は足で手ではない・・・。
二人は言い争いを止めて今も何処かに住んでいるという事です。
まだこの地球上にヒトというモノが形を成してなかった頃・・・
ヒトの身体はバラバラに1つの生き物としてそれぞれが生きていました。
「手」はものを掴むのが得意で多くのものを手に入れ食べています。
しかし動きが遅い為、専ら草を食べるばかりでした。
「足」は移動が得意で栄養価の高い動物を食べています。
しかし、掴む事は出来ないので踏み潰せる大きさの昆虫ばかりでした。
「鼻」は空気中の酸素を取り込み身体中にエネルギーを作ります。
しかし移動が出来ない為、まるで植物のようでした。
「目」は危険を察知するのが得意で瞼を閉じて危険を回避します。
しかし彼もまた移動が出来ず、植物の様に一生を終えました。
「口」は強い力で全てを砕く事が出来ます。
しかし移動が苦手だったので地面を掘り地中の虫を食べていました。
ある日「手」は優雅に走る「足」を見て言いました。
「僕も足君の様に早く走りたいなぁ。」
すると「足」は言いました。
「じゃあ掴む力と交換しよう。」
それを聞いた「手」は迷い・・・一晩考えさせて欲しいと伝えました。
その夜・・・「手」は星を見ながら考えました。
「貴方の力はとっても魅力的よ?」
「口」が言いました。
「お前が早く走ったら気持ち悪いだろ!」
「目」が言いました。
「君の掴む力は君だけのものなんだよ?」
「鼻」が言いました。
「でも、走ってみたいんだ。」
「手」は全員にそう強く言ったのでした。
翌日・・・「手」は「足」に交換する事を願い出ました。
「手」は足に「足」は手になったのです。
大いに喜んだ「手」は早速思いっきり草原を走ってみる事にしました。
走り方もわかったし、力強く地面を蹴る事も出来ます。
意を決して走り出しました。
ステン!
初めての走ると言う事に「手」は戸惑ったようです。
前につんのめって転んでしまいました。笑いながらもう一度。
ステン!
もう一度!
ステン!・・・ステン!・・・ステン!ステン!!
何度やっても転んでしまいます。
「足」と何も変わらない力を得たはずなのに・・・決して走れません。
どうしてだろう・・・。「手」は交換した「足」に聞くべく
またノロノロと這って移動し始めました。
「足」がいつも住んでいる場所に行くと・・・
倒れている「足」がいました。
「掴めるはずなのに・・・全然掴めないじゃないか!」
怒って叫ぶ「足」に「手」は
「走れるはずなのに・・・全然走れないじゃないか!」
そう怒って叫びました。
彼等の喧嘩はその後もずっと続き・・・
「手」と「足」は敵対する様になりました。
神様が生き物から不十分なものを集め、ニンゲンを作ったとき・・・
手と足の争いは最後まで続き・・・
ニンゲンになることを拒否し続けるほどでした。
互いを対角に置くことで1つになる事を認めたわけですが・・・。
あの歩けなくなった「足」掴めなくなった「手」は
ニンゲンになりそびれてしまったのです・・・。
僕は手で足ではない・・・足は足で手ではない・・・。
二人は言い争いを止めて今も何処かに住んでいるという事です。
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プロフィール
HN:
YOSHIAKI YAMADA
年齢:
41
HP:
性別:
男性
誕生日:
1983/09/01
職業:
シンガーソングライター、冒険家、俳優
趣味:
新しい居場所探し、冒険、掃除、映画鑑賞、音楽鑑賞、酒
自己紹介:
「自分の為に人の為」
その言葉を2009年の
弾き語りしながら無一文での人生をかけた
日本一周の旅の終点で心の中に見つけ、
その真意を人に伝えています。
歌で、それこそトークで、
笑いと涙をお届けしながら活動中☆
時に講演、時にダンサー、時にボイストレーナー
時にシンガーソングライター・・・
その実態は・・・(笑)
HPにてブログほぼ毎日更新中!
更にはオリジナルの楽曲が
無料で聴けます☆
中国に伝わる神、蛟竜は・・・
雲雨を得ると無敵の力を発揮するという。
ならば雲雨を得られぬ時はどうしているのだろうか?
きっと、その手を伸ばしているのではなかろうか。
現状から脱する為にその手を伸ばしているだろう。
蛟竜が無敵の力を得る為に足掻くように
僕等も足掻いているのかも知れないよ?
未だ見ぬ安らぎ、夢、希望を求めて・・・。
その言葉を2009年の
弾き語りしながら無一文での人生をかけた
日本一周の旅の終点で心の中に見つけ、
その真意を人に伝えています。
歌で、それこそトークで、
笑いと涙をお届けしながら活動中☆
時に講演、時にダンサー、時にボイストレーナー
時にシンガーソングライター・・・
その実態は・・・(笑)
HPにてブログほぼ毎日更新中!
更にはオリジナルの楽曲が
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中国に伝わる神、蛟竜は・・・
雲雨を得ると無敵の力を発揮するという。
ならば雲雨を得られぬ時はどうしているのだろうか?
きっと、その手を伸ばしているのではなかろうか。
現状から脱する為にその手を伸ばしているだろう。
蛟竜が無敵の力を得る為に足掻くように
僕等も足掻いているのかも知れないよ?
未だ見ぬ安らぎ、夢、希望を求めて・・・。
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