終わり…準備へ

久しぶり。毎日走ってた馴染みの道だ。
その奥には俺の家。やべー…終わる。

腕はパンパンで寒さで両手先がかじかむ。でも終わりなんだ。
力強くさせてくれるけど、寂しく足は重くなるような、そんな感じ。

23時近く。玄関前。チャイムを鳴らすとおかんが出てきた。

笑ってる。皮肉を言う。おかんなりの喜びなんだな。それもよくわかる。
俺に送られてくる書類やらをまとめててくれたり、ありがたい。
すぐに状況がわかった。

現実的で極々平凡だけど、これが幸せでありがたいもんだと、
ふっと思えるだけでもかなりの成長だ。

「迷惑かけたね。これからもかけるよ。」

なんて俺も素直じゃねぇな(笑)

親父は寝てるし…まあ親父はそうだしな(^^)今夜は話すんだ。

帰って来て、家の中を見ながらぼーっとした。おかんは沢山手紙とか出して
説明を求めてた。ゆっくり話してやらなきゃな…虫の息だ(笑)

玄関を埋め尽くした荷物を久しぶりの我が部屋に…
埋め尽くされ…う～ん、まあいっか☆ゆっくりやろう(笑)

昔の俺なら確実にこの状態じゃ落ち着かないんだろうが…、何も出来ず寝た。

部屋のカレンダーは４月で止まってる。
これからカレンダーをめくって行かなきゃいかん。
ゆっくりゆっくり。振り返りながら、
ゆっくりゆっくり今を生きなきゃな。