秘密・・・

人には誰しも他人には言えない秘密を持ってるものだ。

こうやって日々馬鹿正直に自分の中身をさらけ出してる俺でも
やっぱり話せない事はある。
時に「隠し事は無しだぜ！！」って言葉を言われたりするけど
それは不可能だとさえ思う。

俺が歌の師匠と別れた時に投げかけた言葉・・・

「貴方が知りたがっている全てを話したとしてどうしてくれますか？」
「どうしようもない事だとしたら共に苦しんで同情でもしますか？」
「そんな貴方を俺が見たいと思いますか？」

今夜、バイト候補先からのＴＥＬを待ちながら妙に思い出しちまった。

人は誰かを大切だと思った時に恐れを感じたりする。
自分をどう思っているか・・・それはストレート過ぎるから
その人が何をどう感じるかを知りたがってみたりしてね。
遠回しに遠回しに自分との好みを（違いを）探ってみたりするんだ。

その恐れは喉の声になるところのすぐ下でフィルターを作る。

これを言うべきか・・・言わぬべきだろ・・・

そのフィルターの作用で胸に帰る言葉と表に出る言葉に分けられるんだ。
隠し事だらけの人間だっているだろうし、
全てをさらけ出して魅力のある人間だって当然いる。
どっちが魅力的か・・・どっちも魅力的だろ？

全てをさらけ出せよ！！！

その言葉に変な強制を含ませたとしたら・・・
貴方の魅力が少し消えるだけ・・・俺はそうやって師匠と別れたんだ。
少し沈みそうな夜に・・・少し沈んだ過去を思い出した・・・。