！見直し！

今日は事務所の方のレッスンで自己紹介をする機会があった☆
自己紹介っつーのはどんな世界であれ一番最初にすべき事であり
そういう意味だと最も大切といっても過言ではないものだと思う。
ってな訳で、俺は自己紹介に関しては色々考える様にしていたりする。

第一印象が凄まじく悪い人と仲良くなろうと思いますか？
ましてや、その一瞬が終わったら絡まなくなってしまうかもしれない
オーディションや取引先などの場合。確実に命取り！っていう考えでね。

とはいえ、今日の自己紹介はやっちまった・・・。
最近の内面の状況もあったんだろうけど・・・そんなもん関係ない。
いらん事うだうだと話してしまった。それもそうなんだけど
それよりも最も重要な・・・伝えるべき事を完全に忘れてしまった。

俺は自己紹介の場でも「表現」や「表現者」って言葉を随所で使う。
それは俺の確実な夢だからに他ならない。
そこで講師の方から言われた言葉に俺らしからぬ
パニックを起こしてしまったのだ。

「よし君は具体的に何を表現したいのかな？」

近頃そんな事語る場もなかなかなかったのもあるけど
全然出てこなかった・・・いや、喋りはしたんだけど
本当に話したい事とは全然違うことが口から出てきていた。
表現者として俺が表現したい事の一端を発表できる場で
それは大問題だったんだ！

決して忘れてはいけない俺が俳優を目指すキッカケ。
そして、俺の最終的な目標を昔から俺の日記を見てくれてる人には
くどいかもしれないけど自分への確認の為、今日は書きたいと思う。

まず、俺がバンドをやりながら目指していたものを話そう。
それは紛れも無く「表現者」であった。
学校や社会、家庭や友人、色んな中で決して表立っては言えぬ不満
世の中にゃ溢れかえっている。そんなものを叫ぶ為に色んな事をし、
その最終形が俺にとって音楽だったんだ。
「売れる歌詞じゃない」とか色々言われるのが実際だったけどね。

バンドをやっている時の俺の夢は完全なるボランティアだった。
ライブの諸経費全てを自腹や、スポンサーで賄い、
入場無料の音楽祭を開く。そこで有名なアーティスト達と共に
メッセージを込めてパフォーマンスし、観客の皆さんには善意での
募金のみを募る。それら全てを国際的なボランティア機関に寄付する。

ああだこうだ言う金目的の事務所なんぞにゃ文句も言わさぬように
完全な赤字、自腹で大きな叫び声を上げる。それが俺の夢だった。
否、今でもそれが夢なんだ。

去年の９月歌声が上手く出せなくなった頃・・・
俺はその夢が一気に遠い場所に行ってしまった気がした。
でもね。考えまくって悩みまくってさ。
俺の表現の場は歌だけなのかな？って自然と考える様になってたんだ。
夢を叶えるには地位や名誉、名声ってものが必要なのは言うまでも無く
それら全てを歌だけに固執して求めるのは少々視野が狭いと思ったんだ。

そして、俺は多くのオーディションを受けた。
自分が自分に納得出来るだけの結果が出なければ
俺は俳優にはならなかった。
しかし、全ての事務所が俺の可能性を大きく見てくれた。
そして俺の夢はまた大きく羽ばたいたんだ。

もう一度自己紹介の時の講師の方のセリフに戻ろう。

「よし君は具体的に何を表現したいのかな？」

冷静に今の俺ならこう答えるだろう。
俳優として様々な表現を学び、幅を広げ、最も重要な人脈を広げ
大きな社会的な訴えをしたい！！！
知名度があれば好きな形で好きな表現が出来る！
それを痛感した俺だからこその思想。これが言うべき事だった。

多くの人に俺の考えを聞いてもらえる場で・・・
ましてや業界に直通してる人に訴えれる場で・・・
勿体無い事をしてしまった・・・。凄まじく残念ではあるけど
見直す機会が得れた！それで良しとしようと思う。